もういちど会える  
     
 

なぜ幼い子どもたちが、
若くしてこの世を去らなくてはいけないのでしょうか?
彼らは何のために生まれてきたのでしょう。
ほんのひととき、この世にふれるためだけに生まれてきたなんて、
私たちが理解に苦しむのはとうぜんです。

しかし、たとえ、この世のいる期間が短くても、長くても、
すべての子どもはその子にとって必要なだけの時間を
この世界ですごしていくのです。
そのことを知っているのは、その子の魂だけです。

おなかの中だけで、その目的を果たす子もいるし、
数時間あるいは数ヵ月だけ、この世界にいることで
その目的や役割を全うする子もいます。
通常は何十年もいられるはずの人生ですが、
短い年月で人の一生分をいききる子どももいます。

幼い生命の目的や役割を私たちは完全には知ることはできません。
それはあまりに深遠なことですから。
しかし、彼らの短い生命と人生は、
はっきりと目的もあり、意味もあったと知ることは、
愛する子を失った者の悲しみを癒すよすがとなるでしょう。
そして、いずれ必ず再会できるという事実は
希望の光となるにちがいありません。

                                 葉 祥明

『もういちど会える』あとがきより

 

 
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